50th Anniversary Message
振り返れば人生最高の6年間
伊藤 伸一(医学部第6期生)
社会医療法人 大雄会 理事長
一般社団法人 愛知県病院協会 会長
一般社団法人 日本医療法人協会 会長代行
厚生労働省 社会保険診療報酬検討委員会 消費税分科会 構成員
厚生労働省 地域医療構想および医師需給計画分科会 構成員
わが母校である愛知医科大学が開設50年を迎えられますことに深い感慨とともに心からお祝い申し上げます。
私が夢と希望にあふれて愛知医大に入学したのは1977年、学籍番号77016であったことが懐かしく思い出されます。学生生活では人間性にあふれた多くの同期生、先輩や後輩に恵まれたことで今振り返ってみれば人生最高の6年間を過ごすことができました。志を同じくする朋輩と苦楽を共にし、厳しくも温かいご指導をいただいた先生方に改めて心からの感謝を申し上げます。特に指導教員として様々な薫陶を賜りました生理学教授の椙江 勇先生、第三内科教授の渡辺 務先生、小林 正先生には深く敬意を表すると共に厚く御礼申し上げます。
卒業後は奈良県立医科大学の大学院に進み当時始まったばかりのIVR(Interventional Radiology)に取り組んでおりましたので、なかなか愛知医大の状況を知ることはありませんでした。
その後、奈良県立医科大学放射線医学教室を辞して昭和62年に父が運営する医療法人大雄会に入職し、放射線科勤務ののちに平成2年に副理事長、平成5年に理事長に就任しましたが、その間も母校愛知医科大学には多大なご支援をいただきました。平成2年には総合大雄会病院の院長として第二内科教授であり愛知医科大学病院長を務められた菅原 譲先生をお迎えし病院運営にご尽力をいただきました。現在も循環器内科はじめ産婦人科・小児科・皮膚科・形成外科・救命センター科・呼吸器外科・血管外科等多くの診療科からご支援をいただいていますことを厚く御礼申し上げます。
進化を続ける愛知医科大学は平成26年新病院の開設、県内唯一(設置当時)の高度救命センターの設置、令和3年岡崎市に愛知医科大学メディカルセンターを開設、本年は名古屋市高岳に愛知医科大学眼科クリニックMiRAIを開設するなど大学としての規模と機能をさらに拡充されていることを知り同窓生の一人として喜ばしくまた誇らしく思います。
私たち大雄会はこれまでいただいたご縁とご支援を糧に愛知医科大学との関係をさらに強いものとして互いにwin-winとなるような協調体制を作り上げるとともに、今後も感謝の気持ちを込めて精一杯の支援をさせていただく所存です。
今後の学校法人愛知医科大学のますますのご繁栄を心から祈念申し上げます。