50th Anniversary Message
愛知医科大学と愛知医科大学病院で過ごした約10年間が私の自信に
室井 愛生(看護学部第10期生)
株式会社Col CLO(最高人事・組織開発責任者)
つくし訪問看護ステーション 管理者
愛知医科大学創立50周年を迎えられるにあたり、心よりお喜び申し上げます。
私は大学卒業後、愛知医科大学病院に就職し、約5年間最先端の医療を提供する場で多くのことを経験しました。その後古くからの友人の誘いを受け、管理者として訪問看護ステーションを開設するために愛知医科大学病院を退職しました。
28歳という年齢で新しい訪問看護ステーションの管理者となることに、不安は沢山ありましたが、愛知医科大学と愛知医科大学病院で過ごした約10年間、大変な思いをしつつも多くの方に支えられ経験してきたこと全てが、私の自信へと変わりました。
愛知医科大学病院退職後は、約半年間の修業と準備を経て、友人と(株)Colという会社を設立、2019年4月に地元である愛知県安城市に「つくし訪問看護ステーション」を開設しました。
多くの苦労と、もっと多くの楽しさを経験しながら、つくし訪問看護ステーションは現在4年目です。
開設から現在まで、安城市を拠点に多くの方と協力しながら地元の在宅医療に関わってきました。
時折、愛知医科大学出身の医師・看護師の方と一緒に患者さんをお支えすることもあります。大学から離れた地でも、様々な分野で活躍されている同窓生の方にお会いする度に、なんだか嬉しく、また自分も頑張らねばと奮い立たされるとともに、愛知医科大学の50年という歴史の深さを感じております。
また我が社では訪問看護事業だけでなく、飲食や塾など複数の事業も行っております。まだまだ従業員数20名弱という小さな会社ではありますが、経営陣として組織を作り成長させていくことの大変さを日々実感しております。
愛知医科大学が50周年という節目を迎えられた背景には、大学関係者の方々の計り知れない努力と苦労があったことかと思います。目まぐるしく変化していくこの世の中で、愛知医科大学が50年もの間多くの医療者を輩出し、さらに大学として進化しつづけていることを心より尊敬し、そんな大学の同窓生であることを誇りに思います。