50th Anniversary Message
半世紀の想いを次世代へと紡いでいく。
下八重 和真(看護学部第15期生)
愛知医科大学病院看護部 GICU看護師
愛知医科大学看護学部同窓会 理事
この度は愛知医科大学創立50周年を迎えられました事、心よりお祝い申し上げます。
ここまで50年の時を刻む中で、様々な困難や未曾有の問題に直面されたことと思います。
その様な中でこうして50周年を迎えられたのは、多くの先生方や職員の方々、先人の方々がたゆまぬ努力で紡いできて下さったからこそ、今があると認識しております。この場をお借りして、一同窓生として心より御礼申し上げます。
私は今、愛知医科大学病院のGICU病棟で5年目の看護師として働いております。GICUでは外科系手術において全身管理が必要な術後患者さんを管理するSurgical Care Unit、心臓血管外科術後患者さんや循環器重症疾患の患者さんを管理するCoronary Care Unit、院内発生重症患者さんを管理する通常のIntensive Care Unitの機能を併せ持つGeneral ICUです。
その様な環境の中で、周術期看護から重症患者さんの看護まで日々たくさんの事を学ばさせて頂いております。
私が看護師を目指したきっかけは、先天性疾患で生後2ヶ月の頃から、この愛知医科大学病院にお世話になっていたことです。自分の経験を生かして何かできることはないかと考えていたところ、自然と愛知医科大学看護学部に入学しておりました。
在学中はたくさんの諸先生方や事務部の職員の方々にお世話になりました。そのお陰で今こうして医療の第一線で働かさせて頂くことができているのだと改めて実感しております。
患者さんやご家族と接する中で、まだまだ自分の力不足を実感しているところです。複雑で多様な背景を持つ患者さんに、限られた時間の中で本当の意味で“寄り添う看護とは何か”を考える日々です。
変化を恐れることなく、学びを深めるために大学院進学を目下の目標にして努力を続けたいと思います。
これからも母校が発展を続けられることを御祈念し、末筆の挨拶とさせて頂きます。