50th Anniversary Message

医学部卒後3年目で思うこと 愛知医科大学への感謝

春日 仁志(医学部第43期生)

多治見市民病院 総合内科 内科専攻医

「私達は、君たち学生を自主性のある個人として思っている。だから、君たちも、主体性を持って考え、行動し、意見して欲しい。」

これは、大学の教育関連の委員会で、各部長の教授方が学生の私達に向けた言葉です。愛知医科大学の学生は、入学したその時から、愛知医科大学という組織の一員です。そして、愛橘会の同窓生の一員になります。愛知医科大学という箱船に乗り込んだ皆を包み込んでしまうような大学の風潮を、私は誇らしく思っています。

愛知医科大学への入学に際し、私が強く願ったことは、「良い大学教育」に他なりません。入学する前にも「愛知医科大学は良く教育する」と評判だったため、私は大学生活が楽しみでした。入学した次の日にコミュニケーション研修合宿がありました。そこで出会ったのが、当時、腎臓・リウマチ膠原病内科教授だった、今井裕一先生です。今井先生は、私達にこう言いました。「君たちは、医者になる。自分の為だけではなく、他人を助けることで幸せになりなさい。授業で隣の人が困っていたら、助けないあなたも不幸だから、助けなさい。授業情報も1人で抱え込まずに皆で共有しなさい。」と。私は、この言葉に感銘を受け、その日、その夜から、授業情報を皆と共有する学生生活を始めました。そういった6年間が、私の医者人生にどのように影響しているのか、私にはまだ分かりません。しかしながら、とても大切な充実した毎日だったと私は感じています。

現在、私は、初期研修・後期研修と多治見市民病院という病院で研修しています。そこは、大学教授を定年退職された今井先生が病院長を務められています。また、約8割の先生が愛知医科大学の同窓生で占められている病院です。愛知医科大学で心の底から恩師と思える先生と出会え、尊敬できる同窓生の先生方と一緒に仕事ができる、とても充実した毎日を送っています。愛知医科大学の繋がりに助けられながら日々を過ごしている私ですが、今後は私達若手が、愛知医科大学を盛り上げていけるように、私達の「自主性」と「主体性」をもって取り組んでいきたいと思います。

愛知医科大学OGの初期臨床研修医との診療の様子(右が春日 左が愛知医科大学OGの初期臨床研修医)
愛知医科大学 腎臓・リウマチ膠原病内科元教授 今井裕一先生との症例カンファレンスの様子(右が今井裕一先生 左が春日 下が初期臨床研修医)

最後になりましたが、愛知医科大学創立50周年、誠におめでとうございます。今後も、愛知医科大学が更なる発展をし、医療に貢献していくことを、心より祈念しております。