50th Anniversary Message

think globally, act locally

中村 遥香(看護学部第17期生)

愛知医科大学病院 14B病棟 看護師

この度は愛知医科大学創立50周年を迎えられたこと心よりお祝い申し上げます。

初めて地元を離れ、誰1人知り合いがいない町で、誰1人知り合いのいない大学での4年間は自分が想像していたよりも濃い毎日を送ることができました。先生、先輩方を始め、多くの方に支えられたからこそだと思っています。心より感謝申し上げます。

大学の授業では、長久手市やほかの市の保健活動や地域の特徴などを調べる機会があり、初めて日本の医療の仕組み、地域での活動の多様性を知ることができました。私の地元は、愛知医科大学のある長久手市よりもずっと田舎にあります。自分の地元に何が足りていないか、どんな制度があるとよいのかなどを考える良いきっかけになりました。

ケース・ウェスタン・リザーブ大学前

在学中、自分が特に興味をもったのは国際交流でした。タイのマサハラカム大学の学生との交流や、ケース・ウェスタン・リザーブ大学への短期留学は特に心に残っています。文化の違いや考え方の違いだけではなく、各々の国の個性や多様性を知る良いきっかけとなりました。

ケース・ウェスタンのがんセンター

看護師として働き始めてから、その頃を思い出すと、学生の時とは違う視点で見ることができます。外来化学療法室、在宅医療の風景は特によく思い出し、自分の働いている場所との違いや同じ部分をよく考えるようになりました。愛知医科大学の4年間はthink globally, act locallyであったと思います。今、自分が同じように行えているかは定かではありませんが、4年間で経験したことをもう1度思い出し、自身を研磨していきたいと思います。

ケース・ウェスタン・リザーブ大学病院

未筆ながら、愛知医科大学の一層のご発展と皆様方のご活躍を祈念致しまして、お祝いの言葉とさせていただきます。